[読解国語指導方針]

 

人間は複雑な言語(母国語)を駆使することによって思考し、意思の交換をし、その能力をもとにさまざまな物やルールを創造し続け、現代の繁栄に至っています。

 

人間の生活のすべては言語によって成り立っています。


とりわけ勉強はまさに大部分を言語(母国語)によって習得されるわけですから、全ての学問の土台は国語力、読解力にあるということは間違いありません。


したがって、その他の教科の伸び具合はその子の読解力に左右されることは否めません。


では少々長くなりますが、どのように読解力を身につけていけばよいか考えてみましょう。

 

具体的な学力に関する悩みとして、おそらく最も多いのが、
この読解力についてではないでしょうか。
単純に「国語の読みとり」だけではなく「算数の文章問題」についても、
 「うちの子、読解力がないんです」と悩んでいるお母さんも数多くいらっしゃいます。

 

あまり勉強もしないのに頭の良い子がいますよね。

なぜ、成績やテストの結果に違いがでてくるのでしょう?

賢い子と、賢くない子がいるから・・・?

本当にそうなのでしょうか。

ズバリ!「読解力」があるか・ないかなのです。

私の経験から言って、


「理解力」「吸収力」が良い子は、みんな「読解力」があります。

「読解力」のある子は、俗に言う、「頭の良い子」「頭の回転が速い子」が多いのです。

もし仮に、読解力があるのに、成績が悪いという子がいれば、

それは、ただ単にサボっているだけ。
少し、勉強すればすぐ成績は上がるでしょう。

逆に、「読解力」のないお子さんは、

一生懸命、勉強を教わってもなかなか成績が伸びないのです。

 

「高い読解力」にくらべれば
勉強の仕方は、たいして問題ではありません。

それは、勉強の仕方は十人十色だからです。

例えば、集団指導が合っている子、個別指導が合っている子、
それは、人それぞれですから。

できる子は、共通して持っている脳力(理解力・吸収力)があるのです。

できる子には、すでに「読解力」が身についているのです。

それは、勉強するとか、しないとか以前の問題なのです!

「高い読解力」このような「脳力」がつき、子供が変わり、学習に前向きになるのです。

パソコンに、例えてみます。
処理能力の悪いパソコンに、たくさんの情報を詰め込むと
動きがわるくなり、最悪、動かなくなってしまう。

このようなことが、「脳」に起こっていると考えてください。
「読解力」をあげれば、頭の回転が速くなり、脳の処理能力が上がります。

 

もちろん、本人が努力し、勉強することは大前提です。

しかし、


努力しても、勉強しても、なかなか成績が上がらない子もいます。

そのようなお子さんをお持ちの方は、
次のような事を言われます。

「この子、やったら出来るはずなんですけど・・・」
「勉強の仕方が、悪いのでしょうか・・・・・・・・・・」
「昔は、もう少し出来たんですけど・・・・・・・・・・・」

特にこのフレーズが多い
「小学校のときは、良く出来たのに・・・・」

これは当たり前です。


吸収することも簡単なら、量も知れてますから。


勉強内容が難しくなり、
量も増えてきたら、出来なくなる・・・・

一生懸命、詰め込もうと努力しても、頭になかなか入らない。

だからこそ、「吸収力」をつけさせることが大切なのです!!

私は長年、多くの子供たちを指導してきました。

勉強法なども確立・実践し、それなりに成績もあげてきた自負もあります。

しかし、


残念ながらそれだけでは成績が上がらない子がいるのも事実です。

逆に、宿題もしないのにそこそこ成績が良い子がいるのも事実です。

長年、いろいろな子供を見てきて、

出来る子と、出来ない子の違いを見抜き、
出来ない子に、出来る子の「脳力」をつけさせるには、
何をさせれば良いか考えました。

そして行き着いたのが「読解力」なのです!


その子の学力の限界は「読解力」の限界なのです。

 

子供に「読解力」をつけさせ、
「理解力」「吸収力」「集中力」「暗記力」をつけさせて下さい。
 

要するに、成績が「良い」「悪い」は
ここがポイント!!


学習内容の説明を聞き、1回で、「理解・吸収」できれば、
後は忘れないように練習すれば良いだけです。

そうすれば、勉強は楽になるのです。

しかし、「理解力・吸収力」がなければ、
何度同じ説明を聞いても
よく解らない。

その時は、解ったつもりになっても
テストは自力で出来ない。

おまけにしばらくすると習ったことを
すっかり忘れてしまっている。

こうなれば、勉強は苦しい物になるのです。

当然、「読解力」がUPすれば
「暗記力」も「暗記するスピード」も変わってきます。

これは、想像以上に大きな違いなのです。


ぜひ、子供に読解力をつけさせるトレーニングを始めさせてください。

そして「高い読解力」を身に付けていろいろな「脳力」を身に付けさせてあげてください。

 

勉強はまさに大部分を言語(母国語)によって習得されるわけですから、

全ての学問の土台は国語力、読解力にあるということは間違いありません。

 

例えば、


歴史の苦手なお子さんは歴史の大きな流れをつかむことが苦手です

そのため、人物や出来事を関連付けて覚えることができず、

テスト前に無理矢理覚えるという方法でしか勉強出来なくなってしまいます。

また、


主語・述語の見分けや、どの言葉が何にかかっているのかという修飾関係など

小学校3年で習ったはずのことがまったく身についていない中学生、高校生も多いのです。

英語を教えるとき、

「この句はどの言葉にかかってんの?」とたずねても「主語は何?」と質問しても

「はっ?」という顔をする子がいます。

 

では、どうして読解力がないのか?

 

国語の得意な子は、本をよく読んでいます

 

だから、よく「読書すれば語彙力も含め読解力がつく」と言われたりします。

しかし、「うちの子、読書はしているんだけど、国語はもひとつ」なんて言うお母さんも多いのです。

 

 

これは英語学習を考えれば原因はすぐわかります。


語彙力と文法力がないのに

英文を大量に読んでも、英語の長文読解力は身につきません。

母国語である日本語でも同じことです。


「読書はしているんだけど、国語はもひとつ」の原因にはいくつかのケースがあります。

 

1️⃣「語彙力がない」というケース

 

これは「意味の分からない単語がたくさんある英文を読む」のと同じ感覚で

国語の文章をとらえていると思って下さい。

 

2️⃣「文章を正確に読めない」というケース

 

漢字はもちろんの事、助詞や助動詞もあやしい子が結構多いのです。


例えば、

 

「お母さんに怒られた」を「お母さんが怒られた」とか「お母さんに怒る」などのように、

「自分のイメージで、元の文章を勝手に変えて読んでしまう」

 

「やってあげた」などを「やった」と「字の一部を省略してしまう」

 

「文章の区切りの付け方が悪く」

「かみくだき やわらかくした」を「かみくだきや わらかくした」としたりする。

 

また指示語が何を指しているのか分からないため、前後の文脈がつながらないなど。

  

このようにして、その場面の内容がよく分からないまま、

ただ、字だけを追いかけているだけの読み方になっている子どもも少なくありません

本のあらすじを聞いても「よく分からない」、

主人公の名前を聞いても「あれ? 誰だっけ」というような読み方をしていては、

小説の内容は、おそらく全く把握出来ていない状況だと思います。

 

そして、「本を読むことはいいことだ」と言われている子どもの中には、

こうやって、ただ字だけを読んでいればいいんだという感覚の子もいるようです。

 

 

国語力の本質は読解力

 

本をあまり読まずに漢字の練習をしたり問題集を解いたりしている子の成績がいいのは、

小学校の低学年までです。


学年が上がれば上がるほど、本をよく読んでいた子の成績が上がってきます。


 国語力の本質は読解力です。


読む力をつけることを、国語の勉強の土台と考えることが大切です。

 

読解力はどのようにして身につくか


国語の「長文読解問題が苦手な子供」「国語の読解力が弱い子供」の根本的な問題点は、


  論説文では「文章・論旨の構成・展開を正確に把握できていない」


  物語文では「場面の情景・登場人物の心情などを正確に味読できていない」


つまり「文章を味読できていない」ということです。


このため


長文をポイントを押さえて正確に読む方法が身についておらず、

なんとなく解答している」


ことになってしまいます。


 

そのような子供に読解力をつける方法としては、


「易しい物語、つまり心の中に情景を描きやすい物語から」「声を出して何度でも」
読むことで、自然に文章を味読・精読する習慣をつける、という方法が王道です。

しかし、それには量が必要です。時間もかかります。

また、普段読書の習慣のない子に読書の習慣をつけさせることは大変です。

 

ではどうすればいいのでしょう。

それは

「個別の問題文を利用して、集中的に文章を論理的に精読する練習をする」
方法が効果的なのです。

具体的な問題文を利用して誤答した設問について、
思考過程のどこでつまずいているのか、
そして、その子供がまさにつまずいている部分、文章を味読できていない部分
を正確に指摘・是正できないと、結局長文読解力はほとんど向上しません。
そして、「より論理的に精読する方法」を身に付けることが、

長文読解力を飛躍的に向上させる近道になるのです。

 


国語の読解力が優れている子供は、

たとえば

「物語を読むと、その情景をそのまま心の中に具体的に描くことができる」ので、

読書が楽しく、この結果自発的に読書を繰り返すため、

さらに読解力が増強し、文章を精読できるようになる

という好循環があります。

この「読解力が優れている子供」の場合、基礎読解力はすでにありますから、

一斉授業の標準的・結論的な解説でも一定の指導効果を上げることが可能です。
なぜなら、「文書をもう一度自力で精読する力」がありますから、

「結論を聞いただけで、自分でもう一度問題文を読み直し再確認する」

ことができるからなのです。

しかし、国語の「長文読解問題が苦手な子供」「国語の読解力が弱い子供」
「読書がつまらない」結果「読書量が少ない」

という悪循環になってしまっています。
この場合、つまずいている部分もさまざまでかなり基礎的な部分なのです。
このため、「一斉授業で結論だけを聞いても、自分のつまずいている基礎的な
部分と異なるため、自分の思考過程の誤りをを是正する参考にならない」という
大きな問題があるのです。

 

このためには、

「子供のレベルに合わせて、段階的に構成された教材を使用して、

各設問を考える手順を身に付けさせ、

各子供が精読できずにつまずいている部分を論理的に乗り越える練習をさせる」

ことがとても有効な方法です。

 

 

 

  

そこで

FORYOUゼミナールでは

学年枠にとらわれずに、文章読解に的を絞った10級~1級の進級システムの教材を使用。

 

設問の90%以上が文章問題で、漢字の読み書きなどの暗記問題はなし

 

各級12~15単元で構成され、ひとつの単元を以下の4ステップで学習。

 

Step1修飾・被修飾,助詞などの正しいことばの使いかた」の練習

Step2「いつ・だれが・どこで・なにを・どのように・どうしたか」を正確に捉える練習

Step3「絵を見て」、「想像する」ことを楽しみながら、短文を作る練習

Step4仕上げに、一定量のさまざまなジャンルの文章を読んで、

 

文章・論旨の構成・展開を正確に把握する」


あるいは

 

「場面の情景・登場人物の心情などを正確に味読する」練習

 

最後にもう一度申し上げます。

 

「読解力」「理解力」「吸収力」は、
元から備わっている人を除けば、
通常の日常生活では、得にくいものです。
しかし、得ることができないわけではありません。

「適切なトレーニング」をすれば、
誰でも、いつからでも、手にすることが出来る「脳力」です。
それを、「元から生まれ持ったもの・・・」とあきらめないでください。
「適切なトレーニング法」を知り、実践すれば手にできる
「脳力」です。

 

 

一人でも多くの子供が『高い読解力』を身につけ、

 

さまざまな可能性を開いてくれることを願って止みません